2012年7月7日土曜日

【ペルソナ4アニメ】「PERSONA4 the Animation -the Factor of Hope-」感想

DVD(BD)第10巻収録予定の「PERSONA4 the Animation -the Factor of Hope-」を劇場で鑑賞してきました。結構長文感想。


PERSONA4 the Animation -the Factor of Hope-」をご覧になっていない方、
ペルソナ4ゴールデン(P4G)をプレイしていない方は閲覧をおすすめしません。




【全体】
大筋としてはやっぱり真EDのルートでした。あとエリザベス戦もちょっと有り。

テレビで放送された最終話からスタート。
クリスマス、お正月、雪合戦、バレンタインを楽しみ、いよいよ明日で都会へ戻るセンセイのためのお別れ会の準備中に足立から手紙を受け取り、マヨナカテレビという仕組みを作った謎について解明する。
足立戦の回想する中で、今までのストーリーのおさらいが入っているという流れ。
このおさらいは、上手く演出されていたと思います。

回想後の推理パートでらっしゃーせー(イザナミ)が元凶と知り、
戦いを挑むも力及ばず霧にまみれて、ひたすらお別れ会の日(3/21)の無限ループに突★入。
けれど、マーガレット姉さんに喝入れられてループから脱出し、アルカナ【世界】の伊邪那岐大神で決着を付ける。

アニメオリジナル要素としては、マーガレットに喝入れられて(ビンタ受けて)そのままマーガレット戦に行くところかな。
なんの説明も無くビンタ後に次々と高レベルのペルソナ召喚して襲ってくるマーガレットさん。体育会系にも程がある。

【完直】
最近原作で追加イベント(二年参り~バレンタイン)を見たので、P4A版の直たんの完二に対する好感が高すぎて、まさか完二の幸せな夢オチではないかと訝しむ位完直しててビックリ。

・クリスマス
(原作) りせが完二に美味しいかどうか尋ねる
(アニメ)りせが完二に美味しいかどうか直斗に言ってやれってふっかける

・お正月
(原作) 番長と恋仲の子が元旦デートできる(多分完二は何にもなし)
(アニメ)女子陣が着物着てみんなでお参り(完二が直斗の着物見てデレる)
※ただし一枚絵

・雪合戦

(原作) 女子vs男子
(アニメ)完二の行動に慌ててる直斗の図
※ただし一枚絵

・バレンタイン
(原作) 直斗「義理はあげない主義」(=こっそり期待していた完二玉砕)
(アニメ)もちろん番長には女子全員からプレンゼントがあったけど、照れ顔の直斗から
完二へチョコを渡す図も有り
※ただし一枚絵

あと、お別れ会の準備でペタペタと動物に象った折り紙を貼り付ける完二に対して直斗がその出来栄えを褒める場面とか!(なにこの直たん!(*´∀`))

P4Aは声を大にして「完直結婚しろ」と言える。この二人が隣合う場面がやっぱり多い。

【恐怖】
イザナミからの伊邪那美大神戦で、仲間たちが次々と伊邪那美大神に取り込まれるのは原作どおりなんだけど、皆の悲鳴がすっごいリアルで怖かった…!
原作だとしょぼぼぼーって地面に沈んじゃうだけなんで。
雪子は特に凄かった。あと、千枝ちゃんの取り込まれ方がなんかエロかった。ムチムチ太もも最高!というスタッフの小さな主張を垣間見ました。そして千枝雪でした。王子様とお姫様でした。

【戦闘】
P4Aは戦闘シーン結構見入る。特に人型ペルソナが出たらテンションが俄然上がる!
今回はクーフーリンとロキ様が出てたかな。スカアハ師匠とかも見たかったなぁ…!
ミツオ戦の時のペルソナ大放出の回と同じくマーガレット戦でも築き上げたコミュのちからを借りてバンバンペルソナチェンジしてくれたんで、このシーンは特に燃えた!!
コミュのキャラ達の名言とともにペルソナ召喚する演出!すっごい感動したっ

【シャドウ】
原作と違ってアニメでは主人公の人格が確立していないといけないため、「なんでも熟せるけどお茶目。あとナナコン」という設定があったかと思うけど、その自己の確立と切っても切り離せられないシャドウが今回はちゃんと描かれているのが良かった。
ミツオ戦で自身が「からっぽ」という幻覚に負けそうになった場面があったけど、今回は自身をいっぱいに満たしてくれた仲間たちと離れたくない、独りは嫌だというシャドウが描かれた。
そこから生まれた、今作一番の笑いどころの病み番長は本当に笑っていいのか悲しむべきなのか。案の定、あの場面だけは思わず吹いた人が何人かいました(私を含め)。

完全無欠のイケメンはちょっと近寄りがたいんですが、強さも弱さもお茶目っぷりも描かれたP4Aの番長ならBLノマカプどんとこい!でした。すんごい親近感持てて良かった。




回を追うにつれて作画が不安定な状態がありましたが、演出等は結構凝った作りであり、原作ファンとしては、未プレイの人も興味を抱くような素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。
なんかP4Gも、PSVita本体の普及率が低い割には結構奮闘したみたいで、嬉しい限りです。

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